NY外為市場=ドル上昇、小売統計好調 FOMCに注目
[ニューヨーク 17日 ロイター] - ニューヨーク外為市場で、ドルが主要通貨に対して上昇した。米小売売上高の伸びが予想を上回ったことで押し上げられた。市場では米連邦準備理事会(FRB)のほか、週内に相次ぐ主要中銀の決定会合が注目されている。 商務省が朝方発表した11月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.7%増加。自動車やオンライン販売の加速に支えられ、エコノミスト予想の0.5%を上回って増加した。 FRBは17─18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げを決定するとの見方に変わりはない。 終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.17%高の106.97。一時は107.08%まで上昇した。 ユーロ/ドルは0.24%安の1.048825ドル。 ドル/円は153.52円。 暗号資産(仮想通貨)のビットコインは一時10万8379.28ドルまで上昇。その後は0.68%高の10万6798.26ドル。 ステート・ストリートのシニアグローバル市場ストラテジスト、マービン・ロー氏は、市場が今年のドルの大幅な上昇を巻き戻す時期を見極めようとしていると指摘。「しかし、米国で新政権の発足を控え、米国例外主義やドル高に抵抗するのは難しいようだ」と述べた。 ドル/円 NY終値 153.48/153.51 始値 153.91 高値 153.99 安値 153.17 ユーロ/ドル NY終値 1.0489/1.0493 始値 1.0491 高値 1.0515 安値 1.0486