「そんな、うちの子が…」夏休みは要注意!探偵が素行調査で暴いた中2の“危険な外出先”
【非行の兆候チェックリスト】 ・帰宅時間が急に遅くなった ・部屋の中を見せたがらない ・学校を時々休むようになった ・電話をしても通じないことが多い ・友人関係や交際相手について話したがらない ・体に傷やアザがある ・夏休み、お盆、連休になっても、田舎に一緒に帰省しなくなった ・大金を持っていることがある ・高価な持ち物が増えた ・プチ家出をすることが増えた ・喫煙するようになった チェックリストに該当するようであれば非行の兆候、もしくは真っ最中と認識してください。 ● 中2の息子の様子がおかしい 母親からの依頼で素行調査をすることに 増永美枝さん(37歳、女性)は息子の翔君(中学2年生)が最近非行に走る兆候を見せ始めたことから相談してきました。 美枝さん夫婦は共働きで仕事の忙しさから、翔君と一緒にご飯を食べたり話したりする時間もほとんどなく、行動に気を配れていませんでした。 学校から成績の急激な低下や教師への反抗的な態度などの連絡があり、夜遅くに徘徊していることを近所のうわさで聞きました。家庭内でも反抗的な態度が増え、財布からお金がなくなっていたこともありました。 問題解決の糸口を見つけるために、私は翔君の素行や交友関係を洗い出すことを提案して、調査に取り掛かりました。 まずは、翔君が学校から出た後の行動を調査することにしました。
通っている中学校から2人の友人と出てきた翔君は、そのうちの1人の家に直行しました。立派な戸建ての2階にある友人の部屋でゲームをしたり、お菓子を食べて談笑している様子が伺えました。 2時間ほどした19時頃に家を出た3人は、歩いて10分ほどの小さな公園に入りベンチに座りました。その後、人けのない公園で3人は慣れた手つきでたばこを吸い始めました。見た目からは普通の中学生に見えた3人の行動に私は少々驚きましたが、証拠として顔がはっきりわかるように撮影しました。 30分ほどたばこを吸いながら談笑した後、3人は別れて、翔君は20時過ぎに帰宅しました。増永さん夫婦はまだ帰宅していないようで、レースカーテン越しに一人で用意されていたご飯を食べる翔君の姿が見えました。 22時過ぎに増永さん夫婦が帰宅した頃には、翔君は戸建ての2階にある自室に入っていました。 23時前に翔君の部屋の電気は消え、午前1時頃には家の全ての電気が消えました。 ● 黒塗りのワゴンに乗って 出かけた先とは? 私は翌日が土曜日で学校が休みのため、まだ動きがあるかもしれないと思い、もう少しだけ様子を見ることにしました。 すると30分ほどして翔君が2階の部屋の窓から、手慣れた様子で雨どいを伝って下りてきました。 そのまま足音を殺して家の敷地を出て、数分歩いた先の公園に停車していた黒塗りのワゴン車に乗り込みました。 ワゴン車は30分ほど走行して、キャバクラや風俗店やラブホテルが立ち並ぶ一角の月決め駐車場に停車しました。