5月13日放送開始のテレビ大阪の新局舎

　テレビ大阪は5月13日から新社屋での放送を開始する。1982年の開局以来初の本社ビル移転になる。4年の歳月をかけて旧本社に隣接する大阪市内・大手前に建設していた新局舎は2023年12月竣工、今年に入り移転を進めていた。 　新局舎は地上21階建て、地下1階の複合ビル。1階から4階までをテレビ大阪が使用、中層階から上はホテル。 　2階にはグループ経営重視の観点から関連会社が入居の予定。3階に2つのスタジオを含む最新の放送設備を集約した。系列局を結ぶ設備のIP化を図り、効率的運用をめざす。 　新局舎では第1と第2スタジオのほかバーチャルスタジオも設け、開局特番も検討しているという。 　開局以来使用してきた第1スタジオでの収録はあと2本残っているが、5月10日が最後の収録となる。NHK含め関西のテレビ局として最後の局舎移転になる。 　テレビ大阪は28日、春の番組改編を発表した。「つなげる。つながる。」をモットーにニュース枠の拡大、午後5時25分という試合開始前からの阪神タイガース戦中継、水曜深夜「ドラマアディクト」枠(アディクトは中毒させるの意)第3弾「買われた男」の放送といった3本の柱が春の改編の中核になる。