高校バスケ全国・男子のMVP、あこがれは「河村勇輝選手」 新北・南山高校/台湾
(台北中央社)台湾の高校バスケットボールの頂点を決める大会「高校バスケットボールリーグ」(HBL)の男子の部で、新人王と決勝戦のMVPに輝いた私立南山高(北部・新北市)の黄瀚陞は、日本のポイントガード、河村勇輝選手と富樫勇樹選手があこがれだと話し、目標に向かって突き進んでいくと語った。 決勝は17日に台北市の台北アリーナで行われ、南山高が私立光復高(北部・新竹市)を87-85で破り、8年ぶりに優勝した。黄は第4クオーターで3本の3ポイントを決めた。 黄は中部・苗栗県出身の1年生。幼いころからバスケットボールが好きだったが、小学校にはクラブがなかったため野球チームに所属。だがバスケットの夢を追おうと決意し、バスケットの強豪、神岡工業高校の中等部(台中市)に進んだ。中学で目覚ましい活躍を見せた黄は複数の高校からスカウトを受け、あこがれの南山高への進学を決めた。 親元を離れて高校生活を送る黄。両親の支えに最も感謝していると明かし、大きなプレッシャーを抱えていた際に家に電話をかけると、100キロ以上離れた黄の元を訪ねてきたこともあったという。「諦めかけた時に励ましてくれた」と感謝の思いを口にした。 (陳容琛/編集:田中宏樹)