アーセナルを最後の最後まで苦しめた

アーセナル戦で躍動したハーマンセン photo/Getty Images

プレミアリーグ第6節で昇格組のレスターと対戦したアーセナルは4-2で勝利を収めた。6節開始時点で首位にいたマンチェスター・シティがニューカッスル相手にドローに終わっており、勝ち点14で並ぶことに。 【動画】0-2のビハインドから追い付いたジャスティンのスーパーゴール 最終的に勝ち点3を獲得したアーセナルだが、後半は難しい展開となった。前半は幸先よく2点を先取するも、後半開始直後のセットプレイから被弾してしまい、63分にはジェイムス・ジャスティンのスーパーゴールで同点に追い付かれてしまう。 ボール支配率75%、シュート数はレスターの5本の約7倍となる36本を放つも、後半アディショナルタイムまでリードを得ることができなかったのは、レスターの守護神マッツ・ハーマンセンがアーセナルの前に立ちはだかったからだ。 デンマークのブレンビー出身で、2023年チャンピオンシップ時代にレスターに加わったハーマンセン。加入直後から守護神としてレスターのプレミアリーグ昇格に貢献しており、監督がスティーブ・クーパーとなった今季も最後尾からチームを支えている。 そんなハーマンセンがアーセナル戦で素晴らしい活躍を披露した。最終的には4つのゴールを許したものの、この試合で13のセーブを記録しており、後半アディショナルタイムまでアーセナルを苦しめた。データサイト『SofaScore』での評価は異例となる「9.7」。負けたチームのGKに付けられるような評価ではない。 『CBS Sports』のジェイムス・ベンジ氏によると、1試合での13セーブは2017年12月以来、当時マンチェスター・ユナイテッドに所属していたダビド・デ・ヘア以来の記録だという。レスターはここまでの6試合で未だ勝利を挙げられていないが、ハーマンセンのセーブでチームに勝ち点3を届けるのはそう遠くない未来なのかもしれない。