センバツ高校野球 山梨学院 きょう準決勝 「総力戦で力発揮」 県勢因縁の広陵と対戦 /山梨
◇選手ら、リラックスし練習 第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で山梨県勢として32年ぶりに4強入りした山梨学院は大会第11日の31日午前11時(予定)、広陵(広島)との準決勝に臨む。休養日の30日、選手たちは兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で約2時間、普段通りのリラックスした雰囲気で練習した。【竹田直人】 山梨学院は今大会開幕戦で、東北(宮城)に3―1で勝利。2回戦は21世紀枠の氷見(富山)を4―1で下し、悲願の甲子園2勝目を挙げた。光(山口)との3回戦は7―1、作新学院(栃木)との準々決勝は、打線好調で12―3で大勝した。 準決勝で戦う広陵は、1991年センバツで市川(現・青洲)が同じ準決勝で1―4と惜敗した、山梨県勢にとって因縁の相手。今大会は準々決勝で2本の適時二塁打を放った大会屈指の強打者、真鍋慧一塁手(3年)を中心とした強力打線を誇る。3回戦で155球を完投して2失点の2年生エース、高尾響投手ら投手陣も手ごわい。 山梨学院のエース、林謙吾(3年)は「相手については意識していない。ここまでくれば自分の投球をするだけ」と次戦に集中した。主将の進藤天(3年)も「みんな緊張も疲労もない。準決勝ではバッター陣が投手をどれだけ援護できるか」と気合十分。吉田洸二監督も「明日は総力戦。自分たちの力を十分に発揮できる試合にしたい」と話していた。