<上野樹里>“夫”風間俊介の出世に驚き? 「監察医 朝顔」の5年半での変化と新春SPの見どころを語る
◇5年間で朝顔が少しずつ変化しているものは?
2年4カ月ぶりの新作で、風間さんとの夫婦の変化を聞いた。
上野さんは桑原が警察の中で出世して立場が変わっていくことに月日の流れを感じたという。桑原は今回、野毛山署の刑事第1課長になっており、捜査本部では部下に指示を出している。
上野さんは「今回、桑原くんの職場に朝顔が突入するんですけど、黒スーツの人がいっぱいいる警察署に、ちょっとゆるい感じの空気感で、普段は法医学の白衣を着ている朝顔が一瞬、圧倒される感じになります。その瞬間はどんなに張りつめてるシチュエーションでもコントラストが出るようにリアルにリアクションしています。いつも一緒に家にいる人がこんなすごいところで働いてるんだ!みたいに、ちょっとあたふたする瞬間とかもありますね。(桑原に対して)敬語になったりして」と明かす。
また、「家では何でも手伝ってもらっちゃって。後半、桑原くんと朝顔の見え方が変わっていくので、それも楽しみにして見てほしいなと」とアピールした。
◇「生きること、生かされていることを感じてほしい」
最後に今作の見どころを尋ねると、上野さんは「全部です(笑)」と言いつつ、「東日本震災から13年目(取材時)に入るんですが、日々の忙しさに追われて、徐々に薄れていく記憶を、朝顔を見ると思い出すこともあると思います。生きること、生かされてるということ、死と隣り合わせになることで、いろいろ実感できる今がある。全体を通して登場人物が伝えたいこと、それは、ついうっかり忙しい日々に追われて、当たり前になっている日常を立ち止まって我が身を振り返る、『慣れ』は『隙』と表裏一体。だからこそ改めて前へ進んでいこう、そんなメッセージが込められているので、それを感じながら見ていただきたいなと思います」と呼びかけた。