掃除機、スティック型の人気拡大 手軽さ売りに多様化
家庭用掃除機でスティック型の人気が拡大している。国内の販売台数は、従来のホースが付いたキャニスター式の2倍超と圧倒している。手軽に操作できる点が売りで、成長分野でシェアを拡大しようと、国内外のメーカーが吸引力の強さや軽量化など多様な性能の商品を売り出している。 家電量販店のジョーシン日本橋店(大阪市)では、掃除機コーナーの大半をスティック型が占める。売れ筋は英国発祥の家電メーカー、ダイソンの製品で、価格より性能を重視する客が多いという。売り場担当者は「手軽さだけではなく、新たな付加価値が求められている」と話す。