あまりにも残念…。アジア杯GLワーストイレブン。日本代表から選ばれてしまったのは?【アジアカップ2023】
MF:ハリブ・アル=サーディ(オマーン代表) 所属クラブ:アル・ナフト(イラク) 生年月日:1990年2月1日 アジアカップ2023成績:3試合0得点0アシスト AFCアジアカップ2023開幕前までオマーン代表はかなり調子がよかった。大勝することはないが、対戦相手が格上、格下関係なしにロースコアの試合を展開できるチームで、決勝トーナメント進出さえできれば、過去最高のベスト16以上に進出できる可能性があった。しかし、結果は1分2敗でグループリーグ敗退に終わっている。 その中でゲームキャプテンのハリブ・アル=サーディのパフォーマンスが上がらなかったのは誤算だった。痛恨だったのがサウジアラビア代表との初戦だ。この試合のオマーン代表は78分まで1-0でリードしていたが、アブドッラフマン・ガリーブと対峙したアル=サーディが中盤であっさりとドリブルでかわされると、そのままボックス内まで進入されて失点を喫した。 [4-4-2]の中盤ダイヤモンドで戦うオマーン代表にとって、アル=サーディがプレーするワンアンカーのポジションは攻守において生命線だ。今大会を通じて彼は6回も相手選手にドリブルで抜かれてしまっており、フィルターとして機能しないことが多かった。核となる選手の調子が上がらなければ、チームが勝ち抜けるのは難しいだろう。
MF:パク・ヨンウ(韓国代表) 所属クラブ:アル・アイン(UAE) 生年月日:1993年9月10日 アジアカップ2023成績:3試合0得点0アシスト 現在30歳のパク・ヨンウはユルゲン・クリンスマン監督によって大抜擢された選手だ。昨年6月の代表デビューからほぼ全試合に出場しており、ドイツ人指揮官の中での評価は高い。 身長186cmと恵まれた体格の持ち主である同選手は、エアバトルをはじめフィジカルバトルでは強さを発揮するが、広大なスペースを守るタイプの選手ではない。韓国代表は中盤の間延びが顕著で、そこをカバーしきれていないのが現状だ。 バーレーン代表との第1節にはヒヤリとした場面があった。キックオフから間もない時間帯に、相手選手へ強烈な膝蹴りを見舞ってイエローカードを貰ってしまった。これも被カウンターの場面でのプレーであり、後手に回ったときの厳しさを感じる場面だった。 そしてヨルダン代表との第2節では、相手のCKからのクロスを自軍のゴールに頭で叩き込んで、オウンゴールを献上してしまった。クリンスマン監督からの期待とは対照的に、A代表では自身初の国際大会でやや苦戦を強いられている。