2022年は電欠の救済要請は700件超だった

電欠しないように充電量を常に気にとめておく必要はあるが、いざとなったら頼りはやはりJAF？

EVの購入を検討している人が、いちばん気になることは“電欠”についてだろう。そうならないように心がけるにしても、“まさか”ということはあるものだ。そのとき頼りになるのはJAFなのか。助けに来てくれるのだろうか。 【写真】JAFロードサービスの実際を見る 街中でクルマが故障したら、JAFのロードサービスを利用するのが一般的なトラブル対策です。そしてEVでも、同じようにロードサービスが利用できます。もちろん、電池切れ、いわゆる電欠にもJAFは対応してくれます。安心して、JAFに連絡しましょう。 ちなみに、JAFの対応は2種類です。基本となるのが、レッカー車によるけん引。電欠したEVを充電できる場所まで運んでくれます。普通のクルマが故障した時と同じ対応です。 そして、もうひとつが、充電機材を積んだJAFのサービスカーが、その場で充電を行うというものです。これは「EV充電サービス」と呼ぶもので、2023年8月より東京／神奈川／愛知／大阪で試験運用が始まっています。 JAFによると、2020年度にJAFが実施したEVに対するロードサービスは5804件ありました。そのうちの573件が「EVの駆動用電池切れ（電欠）」であり、全体の約10％を占めていました。 そして、2022年は電欠が700件を超えており、電欠は増加傾向にあるということです。そのため「EV充電サービス」の試験運用を開始して、順次全国に展開してゆく予定だそうです。 EVユーザーとこれから買おうと思っている人にとって、まずはひと安心と言ったところでしょうか。