「ガソリン補助制度」は令和5年12月末で終了!ガソリン代を節約するためにすべきこととは?
ガソリン代高騰の影響を受け、令和5年9月末までとしていた「ガソリン補助制度」が、12月末まで延長されることが発表されました。 そんななか、少しでも燃費をよくしたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。車の運転の仕方を工夫するだけで、燃費消費量や二酸化炭素排出量を減らすことが可能です。 そこで今回は、環境省が推奨する「エコドライブ10のすすめ」を基に、エコドライブについて紹介します。
ガソリン乗用車の燃費平均値
エコドライブを意識するには、まず車の燃費について知ることが大切です。 燃費とは、1リットルで車が何キロメートル走るかを数値化したものです。数字が大きくなるほど、少ないガソリンで長い距離を走ることができます。国土交通省によると、令和5年3月時点での燃費平均値(車両重量全体)は、表1の通りです。 表1
※国土交通省「自動車燃費一覧(令和5年3月)」を基に筆者作成 この機会に自分の車の燃費が、表1の平均値を上回るのかどうかを確認してみましょう。 また、燃費がよく、環境性能にすぐれていると評価された車に対しては、「エコカー減税」の優遇が受けられます。エコカー減税が適用されれば、自動車税や自動車重量税の負担を軽減できるため、お得です。
「エコドライブ」とは?
エコドライブとは、燃料消費量や二酸化炭素排出量を減らすための、運転技術や心がけを指します。燃料消費量の削減によるガソリン代の節約だけでなく、二酸化炭素排出が減ることで、地球温暖化防止にもつながることから、環境省が推奨している活動のひとつです。 エコドライブを意識することで、心にゆとりを持った運転ができます。安全運転にもつながりますので、ぜひ意識したいポイントといえるでしょう。
「エコドライブ」を実現するために意識すべきこと
エコドライブを実現するには、以下のポイントを意識しましょう。 ●自分の車の燃費を把握する ●ゆっくりとアクセルを踏んで発進する ●車間距離にゆとりを持つ ●加速・減速を少なくする ●減速時は早めにアクセルを離す ●暖房のみが必要なときは、エアコンスイッチを切る ●無駄なアイドリングはなくす ●渋滞を避ける ●タイヤの空気圧チェックを定期的に受ける ●車に載せる荷物は必要最小限にする ●走行の妨げとなる駐車はしない 上記のポイントを意識することで、燃費改善に効果が期待できます。例えば、発車する際に、最初の5秒を時速20キロメートルで走行すると、燃費が約10%改善するといわれています。 車の燃費を改善することで、燃料消費量が減り、その分のガソリン代を節約できるため、車を日常的に使う方は、ぜひエコドライブを意識してみましょう。
エコドライブを意識することでガソリン代の節約につながる
エコドライブを意識することで、車の燃費が改善され、ガソリン代にかかる費用を節約できます。運転の仕方によって燃料消費量が変わりますので、車を頻繁に使う方は、ぜひエコドライブを意識しましょう。 出典 公明党 ガソリン補助が拡充 環境省 COOL CHOICE エコドライブ10のすすめ 国土交通省 自動車燃費一覧(令和5年3月) 3.(1)ガソリン乗用車のJC08モード燃費平均値の推移 3.(2)ガソリン乗用車のWLTCモード燃費平均値の推移 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部