パウラ・ベーア主演作が2月公開、ヒトラーに同胞を売ったユダヤ人女性の実話描く
パウラ・ベーアが主演を務める映画「Stella. Ein Leben.」が、「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」の邦題で2025年2月7日に東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開される。 実話をもとにした本作は、ユダヤ人の両親を持ちジャズシンガーになる夢を抱く少女ステラ・ゴルトシュラークの物語。工場で強制労働を強いられていたステラは、ユダヤ人向けの偽造パスポートを販売するロルフと出会い恋に落ちる。しかしゲシュタポに逮捕されてしまった彼女は、アウシュヴィッツへの移送を免れるためベルリンに隠れているユダヤ人逮捕に協力する。生き残るために同胞を裏切ったステラは、終戦後に裏切ったユダヤ人仲間から裁判をかけられる。 被害者と加害者の両義的な顔を持つステラを演じたのは、「水を抱く女」で第70回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(女優賞)を獲得したベーア。ステラの両親役にカッチャ・リーマン、ルーカス・ミコが扮したほか、ヤニス・ニーヴーナー、ジョエル・バズマン、ダミアン・ハルドン、ベキム・ラティフィ、ゲルディ・ツィントらがキャストに名を連ねる。監督は「ぼくは君たちを憎まないことにした」などで知られるキリアン・リートホーフ。彼は裁判記録や長年のリサーチによって本作を作り上げた。 「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」の配給はクロックワークスが担う。 (c)2023 LETTERBOX FILMPRODUKTION / SevenPictures Film / Real Film Berlin / Amalia Film / DOR FILM / Lago Film / Gretchenfilm / DCM / Contrast Film / blue Entertainment