筧美和子が約7年半ぶりに写真集リリース!「グラビアは私の原点。写真が好きだからこそ本質に近づきたい」
30歳を迎えるタイミングで約7年半ぶりとなる写真集『ゴーみぃー』を発売する筧美和子が、1月29日(月)発売の『週刊プレイボーイ7号』の表紙&巻頭グラビアに登場。 【画像】筧美和子が挑戦する「新しいグラビア」 東京、福江島、沖縄、そしてまた、東京。 「新しいグラビア」の形を探して、写真家・佐内正史と何度も撮影を重ねてきた。今、真っすぐな言葉で語る、写真集に込める思いとは? ■写真家と過ごした2泊3日の福江島 ――今回の写真集(4月26日発売予定)は「新しいグラビアを作りたい」という、筧さんの声がきっかけとなって制作が進んだそうですね。 筧 最後の写真集は、約7年半前になります。グラビアの撮り下ろし自体も久々でしたが、もうすぐ30歳を迎えますし、このタイミングでまた写真集を出してみたい気持ちがずっとありました。ただ、どうすれば私らしいグラビアになるのか? その答えがわからないまま、しばらく悩んでいて。 ――というと? 筧 グラビアには19歳の頃からお世話になっています。育ててもらった恩を感じながらも、続けるうちにカメラの前に立つ自分に違和感を覚えるようになりました。スタッフさんがセッティングする世界の中で自分だけにピントが合わせられるスタイルに、本当の私の姿ではないようなどこか息苦しさを感じる瞬間が増えてしまったんです。 ――そんな気持ちを抱えながらも、「新しいグラビア」に挑戦したいと思ったのは、どうしてでしょう? 筧 グラビアは私の原点であり、写真が好きだからこそ、本質に近づきたいと思いました。この数年で芝居や日常の中でさまざまな経験を経てきたからこそ、たどり着けるものがあるような気もしていて。 同時に、いつもグラビアと自分との接点については考え続けていたんです。実際、2018年に週プレさんと台湾に行かせていただいたとき、私も打ち合わせに参加してイメージを提案させていただいたのですが、スゴく手応えがあったんですよ。今回、またご一緒したいと思ったのは、あのときの感覚を思い出したことも大きいです。 ――なるほど。写真家・佐内正史さんに撮影をお願いしたのも、筧さんの希望だったとか。 筧 佐内さんの写真って、人物も景色もすべてが等しく自然な状態で写っている印象があるんですよね。そんな佐内さんの写真が好きで。とはいえ、グラビアの写真を撮られる方ではないので、断られる覚悟でお願いしました。OKをいただけたときは夢かと思いましたよ。 ――初めて佐内さんとお会いしたときは、どんな会話を? 筧 昨年の9月頃でした。先ほどお話しした佐内さんの写真のイメージをお伝えした上で、その世界で私もフラットに撮っていただきたいんです、と。私からお話ししたのは、それだけでした。 ――普通は、撮影テーマからスケジュールまでをきっちり決めて、制作を進めるイメージです。 筧 そういう感じじゃなかったですね。なんなら最初は、六本木で開催されていた佐内さんの個展に足を運んだときに、その場の流れで撮影しましたから。それくらい、ゆるりとスタートしたんです。友達とだんだん仲良くなっていくように、佐内さんともマンガや子供の頃の話をしていく中で、一緒に写真について考えながら撮りたくなったら撮ってみる、みたいな自然な流れで進んでいきました。私から提案したのは、プライベートでよく遊びに行く五島列島の福江島に佐内さんをお誘いしたことくらいですね。 ――福江島は、写真集の撮影地のひとつですね。 筧 佐内さんとアシスタントさんの3人で行ったので、半分プライベートの旅みたいな感覚でした。自前の洋服をカバンに詰めて、良さげな場所を見つけたら車中でサッと着替えて撮る。あとは民宿の縁側でゴロゴロしたり、夕焼けを眺めながらおしゃべりしたり。のんびりした時間を過ごしていました。リラックスしっぱなしの2泊3日だったので、福江島での写真は、自分でも見たことがないくらい気の緩んだ表情ばかりです(笑)。