「夫婦喧嘩で悪くないと思っても…」中尾明慶 語った“結婚11年”仲里依紗と「円満の秘訣」
マンガ『課長 島耕作』を原作とした、ショートドラマ『課長 島耕作のつぶやき』が、現在各種SNSで絶賛配信中だ。日本一有名なサラリーマンと言っても過言ではない、主人公の島耕作を演じるのは、芸歴24年の中尾明慶(36)。本作は、スマートフォンでの視聴に特化した「縦型ショートドラマ」なのだが、多くの作品を経験してきた中尾にとっても、初めての挑戦だ。 【写真あり】デビュー24年、「いいヤツじゃないと仕事はいただけない」と語る中尾 「楽しみ半分、戸惑い半分という感じでした。正直、どう芝居するのが正解なのかわからなくて。『不倫』とか『復讐』みたいな、派手でわかりやすいテーマもないですし。撮影中も、やっぱり難しいなと感じることは多々ありました。でも、自分なりの最善を尽くして、『サラリーマンの葛藤』を表現しました。ショートドラマは劇中で描き切れない部分が多いので、見ている人の想像力に委ねる瞬間があってもいいのかなと思っています」 今回のオファーを受けて、原作マンガを読み込んだという中尾。すると、自身と島耕作の間に、ある共通点を見つけたのだとか。 「僕、わりと感情を表に出してしまうほうで。嫌なことは嫌だと、はっきり言っちゃうんですよ。言うべきことを我慢しないだけなんですけど、僕ってヘラヘラして見られがちだから(笑)。周りが驚いて『え、怒ってる?』なんて、ギクシャクすることもあります。そういう人間くさいところは、島耕作とも共通しているかなと。ただ、僕はあんなにモテませんけど(笑)」 とはいえ、デビューしてから24年、芸能界の第一線で活躍し続ける理由のひとつには、中尾の人柄のよさがあるはずだ。 「やっぱり、最終的には『いいヤツ』じゃないと、仕事はいただけないですから。代わりはいくらでもいるっていうのが芸能界ですしね。実際、これまで共演させていただいた先輩たちも、気持ちが温かい人ばかりです。まあ10代、20代のころの僕は、ヤンチャだったり、調子に乗ってたりもしたと思いますけど……(笑)。今は、自分を客観的に見て、常に気を引き締めるように心がけています」 話を聞くにつれ、島耕作は中尾のハマり役のような気もしてくるが、まったく正反対なのが「愛妻家」という点。家庭円満の秘訣について聞いてみると、こんな答えが返ってきた。 「僕、奥さんにも息子にも、けっこう自分から謝ります。父親としての威厳はないかもしれないですね(笑)。でも、家族であっても人と人だから、何をしても絶対に縁が切れないなんてことはないと思うんです。夫婦喧嘩で、一瞬『今回、俺は悪くない!』と思っても、少しでも自分に非があるときは、素直に謝ります。息子が友達とケンカしたときも、『自分は100%悪くない、なんてことはないよな』と諭してますね。誰しも間違えることはあって、それを認めて修正できるかどうかが、人間関係には大切なんだと思います」