【抱負】宇奈月温泉関係者 地震乗り越え「よりよい温泉街へ」
KNB北日本放送
能登半島地震により観光への影響を受けた宇奈月温泉の旅館関係者がきょう県庁を訪ね、よりよい温泉街づくりに取り組むと新年の抱負を述べました。 県庁を訪れたのは、宇奈月温泉旅館協同組合と女将たちでつくる「かたかご会」のメンバーです。 「トロッコ電車」で知られる黒部峡谷鉄道は、温泉街の観光の目玉ですが、能登半島地震による落石の影響で来シーズンも全線開通を断念しました。 また、これに伴い、黒部ダムと欅平を結ぶ黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放も延期となっています。 かたかご会の濱田昌子会長は、トロッコ電車の乗車時間が区間運転で短くなった分、温泉街を楽しんでもらえるよう取り組みたいと述べました。 組合によりますと、去年1月から11月までの宿泊客数は26万8000人余りで前の年より1万5000人ほど増えたということで、新田知事は、ピンチをチャンスに変えるよう県としても応援したいとこたえました。