海外旅行でAndroidスマホ利用する際の注意点 「Xperia」「Galaxy」周波数を比較してみたら
当初はiPhoneが先行していたeSIM対応だが、最近では、Androidスマホも一気に対応機種が増えている。日本では総務省も競争政策としてeSIMを推進しており、ここ2、3年の間に大手キャリアから発売された端末は対応していることが多い。グーグルのPixelシリーズも、以前からeSIMに対応している。 実際、今ドイツ出張中の筆者も、こうしたサービスの1つを利用し、通信している。キャリアの国際ローミングと比べると料金が安く、別回線なので国内用のデータ容量も消費しないため、使い勝手がいい。
たとえば、筆者が契約した「Ubigi」というキャリアは、ドイツ向けのサービスが3GBで1000円だった。出張は約3日間のため、テザリングなどを使わなければ、これだけで数日は持つ。 より大容量が必要な人のプランも用意されており、10GBなら1700円になる。こうした料金プランを、アプリで簡単に選べる。しかもあらかじめ日本でeSIMをインストールしておくことができ、プランの購入まで済ませられる。 これが例えばドコモの国際ローミングだと、24時間あたり980円の料金がかかる。Ubigiと比べると、約3倍。契約している料金プランのデータ容量も消費してしまう。
複数のサービスから料金を比較できるのも、こうしたサービスの魅力だ。この分野では、「Airalo(エアアロ)」や「Holafly(オラフライ)」といった海外のサービスが有名だ。例えば、ドイツならAiraloは10GBを11ドル(約1590円)で提供している。Holaflyはデータ容量が無制限で1日あたり700円で、こちらもキャリアのローミングより安い。 アカウントさえ作っておけば、あとは渡航時にプランを買ったり、eSIMプロファイルをインストールするだけ。デュアルSIM端末の場合、電話は普段のSIMカードで着信しつつ、データ通信だけを海外用eSIMにすることができて便利だ。