詐欺被害、完封を 佐々木朗希投手似?の警官喚起
●珠洲署でキャンペーン プロ野球ロッテの佐々木朗希投手に扮(ふん)し、犯罪被害防止キャンペーンに取り組む珠洲署生活安全刑事課、百貫成祐(ひゃっかんせいゆう)巡査部長(28)は18日、珠洲市内のスーパーでロッテのお菓子を買い物客に配りながら「おかしな電話にだまされないで」と詐欺に注意を促した。 百貫巡査部長は6年前、警察学校の教官に「似てるな」と言われて以来、佐々木投手がテレビに映ると「まるで鏡を見ているよう」と意識し始めた。そんな若手を生かし、珠洲署がキャンペーンを企画。市民から「似ていない」との声も聞かれるが、佐々木投手の扮装についてロッテ側の了解も得て、配布するお菓子の提供まで受けた。 百貫さんは畑中靖広署長らとチョコレートや能登弁の防犯ステッカー、チラシを配布。小学生から大学生まで野球に汗を流した百貫さんは「佐々木投手に似ていても160キロの直球は投げられない。簡単にだまされてはダメ」と呼び掛けた。