「おむすび」父親役が好評の「北村有起哉」 プライベートでも子煩悩な“パパ素顔”
■魔性の女に翻弄される小説家役も エンターテイメントジャーナリストの中村裕一氏は北村についてこう述べる。 「役のタイプや肩書、大小問わず、これまで出演した作品はテレビドラマだけでも100本を超えており、その時点でかなりの実力派であることは疑いの余地がありません。初主演ドラマ『ムショぼけ』では、出所したばかりで世の中の変化に戸惑う元ヤクザ、映画『終末の探偵』ではやさぐれた探偵、ドラマ『ウツボラ』では前田敦子演じる魔性の女に翻弄される小説家と、どんな役柄でも違和感なくしっかりと演じ、作品世界に厚みを持たせストーリーを成立させています。個人的には、小芝風花主演のコメディードラマ『事件は、その周りで起きている』で演じているとぼけた雰囲気の警部、『たそがれ優作』で演じている名脇役俳優がそれぞれいい味を出していて印象に残っています。これからさらに脂が乗ってくると思いますが、そのままマイペースで俳優業を続けていってほしいですね」 名バイプレーヤーとして名高い北村の演技は、視聴率が低迷する「おむすび」の救世主になるかもしれない。 (高梨歩)
高梨歩