ハーランド、フォーデン、ファン・ダイク、ライス…… 今季の“プレミアMVP”は誰になる
FWからDFまでふさわしい候補者が多数
イングランド・プレミアリーグも終盤戦に入りつつあるが、現段階でリーグMVPを選ぶならば誰になるだろうか。 昨季は圧倒的な得点力でプレミアリーグ得点王を獲得したマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドがPFA年間最優秀選手賞に選ばれていて、今季もハーランドは18ゴールを奪って得点ランク首位を走っている。マンCが今季もリーグを制覇するならば、ハーランドのMVP連覇もあり得るか。 他にも候補者はいる。今回『NBC Sports』が候補者をリストアップしているが、同じマンCからはMFフィル・フォーデンの活躍が印象的だ。ここまで11ゴール7アシストを記録していて、ビッグゲームでの活躍も目立つ。 同じマンCの中盤では、後方からバランスを取るロドリも忘れてはならない。ロドリは攻守のバランスを取ることに加え、ここぞの場面での得点力がアップしている。今のチームに絶対欠かせない戦力の1人だ。 3位のアーセナルからは、MFデクラン・ライス、DFウィリアム・サリバもリストアップされている。ライスはロドリと同じく中盤をコントロールしていることに加え、今季はセットプレイのキッカーとしてもブレイク。アーセナルが逆転優勝を達成できれば、ライスもMVP候補だろう。 リーグ最少失点を維持するアーセナルの番人でもあるサリバも印象的で、ガブリエウ・マガリャンイスとのコンビは鉄壁だ。最近は派手なゴールラッシュが話題を呼んでいるが、安定した守備こそ現チームの強みだ。 首位のリヴァプールからは、DFフィルジル・ファン・ダイクだろうか。大怪我を乗り越え、再びの全盛期を迎えたファン・ダイクは個人能力ならばサリバやマガリャンイスをも凌駕すると言っていい。ここまでリーグ戦、カップ戦とフル稼働していて、ここまでのリヴァプールでMVPを選ぶならばファン・ダイクではないか。 他にはダークホース枠として16ゴールを挙げて得点ランク2位につけるアストン・ヴィラFWオリー・ワトキンス、同じくアストン・ヴィラFWレオン・ベイリー、ハリー・ケインの抜けたトッテナムを前線から引っ張るソン・フンミン、ブライトンで二桁10アシストを決めるMFパスカル・グロスもリストアップされていて、彼らの活躍も印象的だ。 最終的な判断はシーズンが終わってからだが、ここまでプレミアリーグファンが選ぶMVPは誰か。今季はハーランドのような点取り屋だけではなく、MFからDFまで幅広い議論が展開されそうだ。 ※順位表記に誤りがありました。訂正し、お詫びいたします。
構成/ザ・ワールド編集部