愛車が盗まれる悲劇…三原じゅん子参院議員「専門外ですけど車の防犯対策に力を入れていきます!」
記者のボディに向けて腰の入った左ストレートを披露するのは、自民党の三原じゅん子参議院議員(59)だ。 【盗難対策していたのに…】「思い出がいっぱい…」盗難被害に遭った、三原氏のランクルと愛犬 4月3日午前2時過ぎ、三原氏の自宅から愛車の白いトヨタ・ランドクルーザー200ZX(以下、ランクル)が盗まれた。愛車の窃盗犯に向けての怒りは、いまだ収まっていない。 「’19年頃に買ったかな。4匹の犬と一緒に行動できればと思って、大きな車を探していたんです。愛車にはお金に代えられない思い出がいっぱい詰まっています。チビたちとよく出かけていたので、これからも行きたいなと思っていましたけど、犬を4匹も乗せられる大きな車はなかなかないですからね……」 ランクルの保管先は横浜市中区にある屋根も囲いもない自宅の駐車場だった。しかし、スマートキーの電波を利用して車を盗難する「リレーアタック」の防止装置、防犯ブザーやダミーの監視カメラ、さらに人感センサーのライトなど、盗難対策には力を入れていたという。 「工夫しても、狙われたら何にもならないとよくわかりました。私が被害にあった5日後には、町田市でもランクルの盗難がありました。その方はGPSもつけていたんですけど、追跡できたのは3・先まで。その後に電波を切られて、位置情報が消えてしまっていた。防犯カメラは、レンズ部分にガムテープみたいなものを貼られておしまいだったそうです。 今回は『ゲームボーイ』という最新機器が窃盗の道具として使われたようなんです。両手でゲーム機のような機器を持って車のドアに触れると、車から出ている電波を受信して、解析した情報を元に電子的な鍵を作る。その鍵でドアを開けられ、エンジンもかけられ、それが1分でできてしまう。リレーアタック防止装置はもう旧式の対応策なので、あっという間に解除できてしまうようです」 窃盗団がハイテク化し、次々と新たなデバイスが開発され、対策を講じてもイタチごっこになってしまうのが現実だ。三原氏も悔しさをにじませる。 「窃盗犯がいちばん嫌がるのはタイヤロックだそうです。タイヤロックを切るのに時間がかかるから、昔ながらの装置なのに面倒だと聞きます」 車両盗難が全国で相次ぎ、社会問題となっている今、政治家として力を入れていくと決意を口にした。 「ちょっと専門外ではありますけど、車両盗難の対策は一生懸命やっていきたいです。それに、もっと地域全体の防犯も考えなきゃいけないとも思います」 ◆「ツッパリ」が原点 鋭い眼光で語る三原氏。さすが、’79年に『3年B組金八先生』(TBS系)でツッパリ少女の山田麗子役としてブレイクした経歴は伊達(だて)じゃない。タレント時代には「不良系アイドル」として人気を集めた。 「当時は学園ドラマに不良役はいなくて、『金八先生』の麗子のイメージがすごい勢いで広がっていったんです。革ジャン着て、バイクの後ろにまたがってみたいな(笑)。自由にやっていいと言われていたので、現場ではノリノリでやっていましたね。髪を染めたり、通学カバンもぺちゃんこにしたりして」 大団円を迎えた今年1月クールの連続ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の劇中でも度々、三原氏の名前が登場した。放送後には自身のX上で「ん?…私が出てきた!笑」と反応。過去を自虐して、笑いを誘った。 「秘書の皆さんもドラマを観ていて、『そのまま名前が出てくるとは思わなかったので笑いました』と言われました。野田聖子先生にも『じゅん子ちゃん、観ているよ』と毎回のように話しかけていただいていたんです」 政治家として、「不適切」では済まされない車両窃盗団を取り締まる対策を次々と講じてもらいたい。 『FRIDAY』2024年5月24日号より
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