子どもにイライラした親が“無意識”にしていること。子育て中のストレスを楽にするには?
子ども達が、これからの時代を幸せに生きていくためには、「自分の人生を他人任せにしない」主体的な姿勢がとても大切になってくると思います。 前回(関連記事:過保護になりがちな親の“残念な思考”とは? 親子ともに自立した大人になるためには)、親自身が自分に対して「しなければならない」と思っていることについて、語尾を「選択する」に変えることで、思考が主体的になるということをご紹介しました。 優しい母でいたいのに…。子にイライラしそうになった時の対処法5選 例) ・働かないといけない→働くことを選択する ・ご飯を作らなければならない→ご飯を作ることを選択する 語尾を「選択する」に変えると、自分で自分の行動をコントロールできるように感じられます。 自分で自分を縛る「しなければならない」を解くことで、親自身が主体的に生きられるようになるのです。 さて今回は、親が子どもに対して「しなければならない」と思うことについて、どのように向き合っていけばよいか、ご紹介したいと思います。
他人に対する「しなければならない」について、今回は考えていきましょう。 特に、子どもに対して「しなければならない」という思いが強くあると、親も子も辛くなってしまいます。
その行動をとるかどうかの選択権は子ども自身にあります。 もし子どもが思うように動かないことに対してイライラする場合は、子どもに対する「しなければならない」を一旦手放してみると、ラクになるかもしれません。
人はなぜイライラするかというと、無意識的に要求水準を設定し、相手がその水準に満たないとイライラしてしまうんですよね。
一旦その要求水準を見直してもいいんじゃないかなと思います。 どのように、見直すかというと……
子どもが生まれた瞬間のことを思い出してみてください。 小さな命がこの世にやってきて、一生懸命生きる姿を見て、 「元気に、幸せに生きてくれればそれでいい」 と思ったのではないでしょうか? 子どもへの根本的な要求水準はそこだと思うんですよね。