TOKIWAファンタジア、42日間で4万9970人来場 「質の向上」課題に【宇部】
ときわ公園まつり実行委員会(会長・篠﨑圭二宇部市長)は、常盤公園の遊園地を会場に開催した「第16回TOKIWAファンタジア2023」の実績を発表した。昨年11月26日~1月8日の42日間の来場者数は4万9970人(前年度比4951人減)。開催期間中の公園全体の1日当たりの入園者数は2814人(同447人増)となり、過去16回で最も多かった。 冬の名物イベントとして2008年度から実施し、20年度から有料化している。有料化初年度は3万5553人、21年度は5万7968人、22年度は5万4921人が来場した。今年度は市広報で配布した市民優待券の特典が、前年の平日無料入場から、全券種半額に変更したことが影響したとみている。 券種別の入場者は、当日券(800円)が1万9661人、同期間開催のナイトミュージアム入場料とのセット券(1000円)が7427人、何度でも入場可能なパスポート(2000円)が299人だった。 ファンタジア開催期間中に、ナイトミュージアム、クレヨンしんちゃん展、「ロンギヌスの槍(やり)」の展示など園内全体でイベントを実施したことで、園内全体の1日当たりの入場者数の増加につながった。 出展数は38点で前年度から21点減少。前年度は無料ゾーンにも展示したが、今年度は全作品を有料ゾーンに展示した。二つの旅行関連のウェブサイトで、県内のイルミネーション人気1位に選ばれた。 同委員会事務局の市ときわ公園課では「中国地方でも屈指のイルミネーションイベントとして定着し認知度も高くなった」と分析。入場者アンケートでは多くの人が十分に満足した一方で、もっと違うものが見たいという意見もあったことから、質の向上を課題として捉え、来年度の実施方法を検討していくという。