「やべぇ、ホンモノだ…」23歳競輪選手が前S班佐藤慎太郎に大興奮!?「後ろついてもらえるかも」とS級昇格にも意欲/いわき平ナイター
いわき平競輪場のナイター「東スポ杯・スピチャンスカパー杯(FI)」が4日、開幕。2RのA級予選に出場した永井哉多(23歳・東京=121期)に話を聞いた。 永井哉多が半年間のチャレンジ修業を経て1・2班戦に戻ってきた。24年の前期は88点台の競走得点を有していた実績もあるが「その時よりも力は付いているはずなので」とレース前は自信をのぞかせていた。 ところが初日は、突っ張り先行でレースを支配したものの、4車が並んだゴール前大混戦の中、惜しくも4着。点数がないため無念の予選敗退となってしまった。 「うーん。あれで勝てないようでは…。もうひと踏み、あと0.1秒(上がりタイムが)よければワンツーは決まっていたはず」と悔しがったが「でもタイムは悪くなかったんですよね」と話したように、負けてなお強しの好内容ではあった。 人懐っこい性格と純真無垢なところはデビュー直後から全く変わらず、前検日には「あっ、佐藤慎太郎さんだ…。やべぇ、ホンモノだ…。選手になってから初めて見ました。すげぇ…」と去年までのSS戦士を目の当たりにして大興奮。ただそれだけでは終わらず「先行選手として上(S級)に上がれば、もしかしたら自分の後ろに付いてもらえるかもしれませんよね。早く上がれるように頑張らないと!」とS級昇格への強い思いも示した。 ロケットスタート成功、とはならなかったが、今期はまだまだ始まったばかり。夢のS級点確保へ、これからもひらすら風を切って粘り込みを図っていく。(netkeirin特派員)