年末年始に車で帰省します。ガソリン代は高速道路より一般道で入れたほうが安いというのは本当でしょうか?
年末年始の帰省時にかかる交通費について、頭を悩ませる家庭もあるのではないでしょうか。時期的に、どういった交通手段をとる場合でもそれぞれ混雑しやすく、費用も高くなる傾向があります。 例えば、高速道路を利用するときには、ガソリンをあらかじめ入れておくほうがよいという話はよく耳にする話です。本記事では、ガソリン代が一般道路と高速道路ではどの程度異なるのか解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
高速道路での給油は一般道路より高め
高速道路のサービスエリアやパーキングエリアにあるガソリンスタンドは、いざというときには頼れる場所です。ただし、一般道緒にあるガソリンスタンドで見かける価格より高い傾向があります。 ・高速道路のガソリン代が高くなる理由とは 一般道路より高速道路で給油したときの費用が高くなる理由は、基本的に24時間営業で人件費や光熱費がかかります。また、一般道路沿いにあるガソリンスタンドでは、洗車や灯油販売、車検なども取り扱っており、ガソリン以外の収入を得ることも可能ですが、高速道路のガソリンスタンドではガソリン販売しか行っていないことから、その分、ガソリンの価格を高くせざるを得ないのです。 ・高速道路の平均ガソリン価格 複数の高速道路における平均ガソリン価格を見てみると、2023年12月時点で1リットル当たり190~200円ほどとなっています。 一般的なガソリン価格は、経済産業省資源エネルギー庁の「石油製品価格調査」によると、2023年12月18日時点で1リットル当たり175円となっているため、その金額差は15~25円差です。ガソリンを10リットル入れただけでも、高速道路の場合は150~250円も高くなってしまいます。
ガソリンを節約するには
年末年始に実家に帰る場合、できるだけガソリンを節約しながら走行したいものです。一般的には、低燃費ドライブを心掛けるだけでも通常運転より10~20%ほどガソリンを節約できるとされています。 ・一定速度を守る 車の走行中は急発進や急加速は避け、できるだけ一定速度を守るのが望ましいです。急に発進・加速するとエンジンがさらに熱され、それを冷やすためにガソリンを多く使用します。アクセルやブレーキをゆっくり踏み込むのも燃費をよくするポイントです。 ・車内の不要な荷物は取り出す 車内に荷物が多く置いてあるほど車の重量が増えてしまい、エンジン負荷が大きくなったり、加速の燃費が悪くなったりとガソリンをより消費する原因になります。そのため、不要な荷物が置いてある場合は、取り出しておくのがおすすめです。 ・タイヤの空気圧を適正にしておく タイヤの空気圧は、日常的にチェックしておくことが重要です。タイヤの空気は少しずつ減るため、「燃費が悪くなる」「走行中に問題が起こる可能性がある」などリスクがあります。特に、高速道路を走行する際にはスピードを出すことからリスクが高くなるため、あらかじめチェックしておきましょう。
運転方法を工夫するのもガソリン節約につながる
高速道路にあるガソリンスタンドは基本的に24時間営業であり、ガソリン以外の収入源がありません。そのため、一般道路にあるガソリンスタンドよりガソリン代を高くせざるを得ないという事情があります。 ガソリン代を節約するのであれば、高速道路に移動する前にあらかじめガソリンを満タンにしておくほうが安心です。また、燃費を考慮し、運転方法を工夫するなどもよいでしょう。 出典 経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 環境省 COOL CHOICE エコドライブ10のすすめ 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部