田淵累生さんの大学生活の思い出とは!?――映画「威風堂々」インタビュー
――今回の作品は、「奨学金はみんなが借りているけれど、大学に行くために借金するなんて本当に当たり前のことなのかな?」と、疑問を呈するようなテーマですが、最近疑問を持った「当たり前なこと」はありますか? 「難しいですね。でも、ご飯を食べられていること自体が普通じゃないですもんね。日本人に生まれたら、ご飯を食べられるのは当たり前だけど、海外では当たり前じゃないというのを感じますね」 ――池田さんと吉田さんと共演された印象を教えてください。 「共演するシーンは短かったのですが、2人は僕と年が少し離れていて。離れているからこそ、価値観も違うし、今の若い子って、『こういうお芝居で、こういう捉え方をして、こういうしゃべり方をするんだ』というのがすごく新鮮でした。僕の言葉に対してすごくリアルな表情を返してくれるので、すごいなと思いました」
――田淵さんは舞台に出演されていることが多いですが、映画の撮影はいかがでしたか。 「僕、この今回の出演しているシーンを2日で撮り切ったんです。なので、もう一瞬で終わった感覚でした」 ――長期間にわたって稽古をする舞台とは違いますね。芝居の違いも感じましたか? 「舞台だとここはコンクリートの道なのか、砂利道なのかと想像しないといけないんですけど。映画は目の前に全てそろっているので、やりやすいなと思いました」 ――普段はアニメや漫画などの原作キャラクターがある役を演じられることが多いと思いますが、今回は原作がない役をどんなふうに作りましたか。 「僕の中で2.5次元は、自分の引き出しにない部分を作らなきゃいけないのが難しいんです。今回の作品は、自分も大学生活を経験していたので、水江と分かり合える部分が多くて演じやすかったです」
――今後、演じてみたい役はありますか? 「ずっと言い続けているんですけど、映像作品や舞台で、多重人格を演じるのが面白そうだなって」