ドラコンホールはいつも“肩ガチガチ”で大曲がり…スッと力を抜いてフェアウェイに収める3つの方法とは?
ティーイングエリアでの立ち方は思った以上に大事
「最後は戦術的なポイントになりますが、立つ位置をしっかり決めることが大切です。ドラコンホールには広くて平らなホールが選ばれますから、本来は思い切り打っていきやすい。それなのにボールをラフに入れて“ドラコン対象外”になってしまうのは、球筋や狙い方を少しも考えていないからです。ほとんどの人は、ただ真っすぐ飛ばそうとしてフェアウェイセンターへ向いているため、広いフェアウェイを有効に使うことができていないのです」 「ドラコンホールでは、自分の得意な球筋でしっかりフェアウェイへ打っていくことに集中することが重要。ドローを打つならティーイングエリアの左側に立ってやや右を向き、フェアウェイの右サイドへボールを打ち出していきます。フェアウェイをクロスさせて狙うのは、思ったより多少ドローが多くかかっても、フェアウェイの左サイドに残りやすいからです。反対にフェードを打つ場合は、ティーイングエリアの右サイドに立ってやや左を向き、フェアウェイの左サイドへボールを打っていくのです。ボールがイメージしたよりも多めに右へ曲がっても、フェアウェイの右側に残る確率が高いはずです」 まず球筋をしっかりイメージして、立つ位置を決める。弾道を思い描きながら狙いを定め、そこへ向かって構える。その作業が大切だと堀田さんは言います。 確かに、一つずつ確実に行おうとするとショットに集中します。雑念や力みが生じる余地はありません。何の策もなく力まかせに飛ばそうとしたり、フェアウェイに置ければいいと加減したりして自滅するパターンとは、意識からして違います。 ドラコンホールだけでなく、毎回ホールこの3ポイントを試したら、ドライバーショットが劇的によくなるかもしれません。深呼吸、連続素振り、球筋と立つ位置の決定。次のラウンドから試してみてはいかがでしょうか。
野上雅子