鍵開け料金「700円~」で10万円請求 工事会社に広告表示差し止め請求
適格消費者団体のNPO法人「京都消費者契約ネットワーク」(京都市中京区)は18日までに、東京都港区の鍵工事会社に対し、特定商取引法や景品表示法に基づき、広告表示などの差し止め請求を行った。広告とはかけ離れた高額の請求を工事後に行うなど、法に抵触する行為があったとしている。 請求によると、同社はウェブサイト上で鍵開けの料金として「700円~」などと最低料金のみを表示。鍵を紛失するなどした人の依頼を受けて自宅を訪れ、作業後に10万円といった高額の請求をしたり、クーリング・オフに応じなかったりする事例があったとし、こうした行為を止めるよう求めている。 京都府内で消費者問題に取り組む弁護士らに府内外から相談が寄せられていた。現在までに同社からの応答はないという。