ステンレススクラップ 国内市況5000円続落
国内のSUS304系(18クロム―8ニッケル)ステンレススクラップ相場が9日にトン当たり5000円続落した。下落は12月初旬以来約1カ月ぶり。ロンドン金属取引所(LME)ニッケル価格の続落と、韓国・POSCOの1月のスクラップ購入価格引き下げが弱気材料になった。輸出大手や国内ステンレスメーカーは9日にニッケル系ステンレススクラップの買値を5000円下げる動きが目立った。メーカーの炉前価格の中心は19万―20万5000円前後にスライドし、一部で19万円を割り込んだ。