広島・矢野「捕ったか、捕っていないかはあまり覚えてない」 初回の失策を好捕で挽回
◇セ・リーグ 広島2―0阪神(2024年5月7日 甲子園) 広島・矢野の体を張ったスーパーキャッチに甲子園が沸いた。 4回2死一塁の場面。佐藤輝が放った飛球は三塁側へと風に流された。左翼ファウルゾーンへの打球を遊撃の位置から全力で背走し、最後は腹の前で抱え込むようにキャッチ。捕球後はスライディングしたままフェンスに激突した。 その際に左膝を強打。ベンチから球団トレーナーが駆けつけるなど一時騒然となったが、幸い大事には至らず最後まで出場を続けた。 初回の失策を好捕で挽回したガッツマンは「打ち取った打球なんで捕らないといけない。捕ったか、捕っていないかはあまり覚えてないですけど、捕れてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。