つなぎ予算延長へ新法案発表 トランプ氏意向反映 米共和党
【ワシントン時事】米議会共和党は19日、新たなつなぎ予算延長法案を取りまとめた。 トランプ次期大統領の主張を踏まえ、連邦政府の借入限度額である「債務上限」の効力停止を2027年1月まで2年間延長することを盛り込んだ。同日中に下院で採決される。 ただ、民主党は新法案に反対しており、議会通過のめどは立っていない。債務圧縮を訴える共和党保守強硬派の一部も法案に反対する意向を示している。 トランプ氏はSNSで「ジョンソン下院議長(共和党)と共和党は米国民にとって良い合意にこぎ着けた」と評価した。新法案には、大型ハリケーン被害への支援なども含まれた。政府機関の一部閉鎖を回避するには、現行のつなぎ予算が失効する20日深夜までに延長法案が上下両院で可決される必要がある。