衆院選山口2区、与野党一騎打ちで激しい競り合い 広島4区も
衆院選は27日、投開票される。中国地方5県の全17小選挙区に56人、比例代表中国ブロック(定数10)には単独で17人の計73人が最終盤の戦いに入った。小選挙区では自民党が9選挙区で優勢を保つ。一方、広島4区や山口2区では与野党一騎打ちの激しい競り合いが続くなど、残る8選挙区では予断を許さない状況となっている。 【一覧】中国地方の小選挙区の候補者数 今回から区割りの変更に伴い、小選挙区は広島、山口、岡山の3県で各1減となった。5県別の小選挙区の候補者は広島(6選挙区)21人、山口(3選挙区)9人、岡山(4選挙区)14人、島根(2選挙区)と鳥取(2選挙区)各6人。 党派別では、自民党16人▽立憲民主党14人▽日本維新の会5人▽公明党1人▽共産党15人▽国民民主党3人▽無所属2人―となっている。 自民党は広島1、2、6区と山口1、3区で先行。岡山3区と島根2区、鳥取1、2区でリードを保つ。 広島4区は自民党前職と日本維新の会比例中国前職が、山口2区では立憲民主党元職と自民党前職がそれぞれ激戦を繰り広げている。このほかにも2021年の前回選に比べ接戦の選挙区が多くなっており、無党派層の動向や投票率が結果を左右する可能性がある。
中国新聞社