小池百合子知事が自民党候補を初応援 衆院選立候補の2候補の地元で街頭演説
東京都の小池百合子知事(72)は23日、衆院選(27日投開票)の東京の小選挙区に立候補している自民党候補2人の応援に入った。 岸田内閣の内閣官房副長官を務めた東京20区(東村山市など)の木原誠二氏(54)と、石破内閣で安全保障担当の首相補佐官を務める東京30区(府中市など)の長島昭久氏(62)の地元を訪れ、街頭演説した。 2つの選挙区とも、自民党が終盤に向けて重点区とした40選挙区の中には入っていないが、いずれも事実上の与野党対決となっている激戦区。小池氏は公示後、すでに公明党の2候補の応援に入っているが、自民党候補の応援に入るのはこの日が初めて。 長島氏の応援で訪れた府中駅前の演説では「都民の安全、安心を守ると言いながら、この間神宮球場の始球式でコケまして足を痛めて(選挙カーには)のぼれないんですが…」と、自身の左膝の剥離骨折に触れ、設置された演台の上に立って演説。長島氏が安全保障担当の首相補佐官を務めることに触れ「これから、ますます外交が重要になる。世界が大きく変わる時こそ彼の出番だ」などと、訴えた。 小池氏は衆院選の応援について18日の定例会見で、「いろいろなところから応援依頼はございます」と明かしている。終盤戦に向けて各選挙区の情勢を見極めながら、応援に入る選挙区を選んでいるとみられる。 東京20区には国民民主党の大西健太郎氏(45)、共産党の宮本徹氏(53)も立候補している。 また、東京30区には共産党の早川寛氏(44)、立憲民主党の五十嵐衣里氏(40)、みんなでつくる党の三井健氏(61)、参政党の武田祐一郎氏(38)も立候補している。