楽天 交流戦Ｖは持ち越し １４残塁の拙攻で早川見殺し 交流戦Ｖマジック２で変わらず
「楽天０－１広島」（１４日、楽天モバイルパーク） 試合終了の瞬間、満員に埋まったファンから大きなため息がもれた。楽天は延長に及ぶ熱戦に敗れ連勝がストップ。交流戦優勝は持ち越しとなった。今江監督は「早川が頑張ってた中で、なんとか勝ちをつけたかった。一本がなかなか出なかった」と振り返った。 先発の早川が自己最長の１０回を投げ無失点の好投。ただ、打線が３度の満塁の好機を逸するなど１４残塁の大拙攻。今季１０度目の零敗だった。指揮官は「先発としての役割を十二分に果たしてくれた」と左腕をたたえたが、「打線が援護できなかった」と悔やんだ。 痛い黒星を喫したものの、交流戦の優勝に一番近いのに変わりはない。ソフトバンクの結果次第では、最短で１５日にも初の栄冠をつかむことができる。今江監督は「切り替えて目の前の試合をしっかり戦っていく」と力を込めた。 ◆楽天、交流戦Ｖマジック２ 今季交流戦優勝の可能性を残しているのは楽天とソフトバンク。１５日に楽天が広島戦に勝利し、ソフトバンクが阪神戦に引き分けるか敗れると、楽天の交流戦初Ｖが確定。楽天が引き分けた場合もソフトバンクが敗れれば楽天が優勝となる。
