J2、清水エスパルスと横浜FC。今節でのJ1昇格条件は? カギを握るのは3位チーム!?
明治安田J2リーグもいよいよクライマックスを迎えようとしている。第33節を終えた時点でのリーグ戦の順位を整理すると、首位には勝ち点72の清水エスパルス、横浜FCが勝ち点差1でその後を追う形となっている。この両チームは前節直接対決をしており、結果次第では順位の入れ替わりの可能性もあったが、1-1の引き分けに終わった。 【最新順位表】2024明治安田Jリーグ J1・J2・J3全60クラブ
プレーオフ圏内に目を移すと、第23節終了時点では堂々の首位に立っていたものの、そこから7試合勝ち星に見離されたことで3位まで順位を落としたV・ファーレン長崎が勝ち点60。4位以降はファジアーノ岡山(勝ち点55)、ベガルタ仙台(勝ち点55)、ジェフユナイテッド千葉(勝ち点52)が続いている。 今週末行われる第34節では、ついにJ1昇格クラブが決まる可能性が出てきている。首位・清水のJ1昇格が決まる条件は2つ。 アウェイでの水戸ホーリーホック戦に勝利し、大分トリニータと対戦する3位の長崎が引き分け以下に終わった場合。また、清水は引き分けた場合でも、長崎が敗れれば昇格が決定する。 清水は昨年の昇格プレーオフ決勝で東京ヴェルディに後半アディショナルタイムに追いつかれ、目前まで迫っていたJ1昇格を逃したという苦い思い出がある。さらに、今回対戦する水戸は、昨季のリーグ最終節でJ1自動昇格を阻まれた因縁の相手だ。明日の水戸戦はただならぬ雰囲気での試合になるだろう。 2位の横浜FCの昇格が決まる条件はただひとつ。ホームで迎える鹿児島ユナイテッドFCとの試合に勝利したうえで、長崎が引き分け以下に終わった場合のみである。横浜FCも清水同様に、まずは今節での勝利を目指すことになるが、対戦相手の鹿児島はこの試合の結果次第でJ3降格が決まる可能性もあるため、一筋縄ではいかないことが予想される。 3位の長崎は今節勝利することで、上をいく2チームの自動昇格を阻むことができる。そんな長崎にとって大きな後押しとなるのは、いよいよ柿落としを迎えた新スタジアムでのファン・サポーターからの声援だろう。ピッチまで最短約5mとコンパクトで臨場感の溢れるPEACE STADIUM Connected by SoftBankの開幕戦で何としてでも勝利を掴みたいところだ。
フットボールチャンネル