神戸・武藤嘉紀

　J1で激しい優勝争いを続ける神戸は18日にホーム・ノエビアスタジアム神戸でFC東京を迎え撃つ。 　首位・広島を勝ち点1差の2位で追っているだけに、勝てば暫定首位で広島にプレッシャーをかけることができる。17日の非公開練習後、オンライン取材に応じたFW武藤嘉紀（32）は「とにかく僕たちは優勝を目指すなら絶対に一つも落とせない試合が続く。明日はどんな試合内容であれ、勝ち点3もぎ取る」と力強く話した。 　7連戦の後、12日間試合がなかった。武藤は「やっと休むことができてリラックスする時間ができたけど、逆にあれだけハードなスケジュールからちょっと解き放たれて少し難しさっていうのもあった」と話したが「いいコンディションでFC東京戦を迎えられる」とうまく調整してきた。 　武藤はここまで11ゴール、7アシストしている。「手応えは悪くないと思っているから逆にもっと点を取りたいし、アシストを出していきたい。でも、今はとにかくチームが勝つプレー。チームが最後に頂点からの景色を見られるような、そういった結果を引き寄せられるプレーをしていきたい」とこれまで通り前線からのハードワークで攻守両面での貢献を誓った。 　J1制覇した昨年と比べて吉田孝行監督（47）は「そんなに変わらない雰囲気だと思う。1試合1試合、目の前の試合に集中しようっていう雰囲気がチームの中で出ている」と言う。「明日のFC東京戦は一度オフを挟んだので、気を引き締めてみんなでやるぞっていう姿勢を見せなきゃいけない」とチーム一丸となって勝利を奪いにいく。