【台風10号】接近前に県内各地で警戒や備え 産直市や松山城土砂崩れ現場では
台風接近を前に愛媛県内各地で警戒や備えが進んでいます。 宇和島市は、台風の接近を前に市内の高台に土のう置き場を設置。浸水被害に備えようと、住民が次々に土のうを受け取りに訪れていました。 男性: 「高いところにあるので、(道路にあふれた水が最初にあたって)水がシャッターから店に入り込んでくる。明日定休日なので今晩積みます」 一方、4月に発生した豊後水道を震源とする最大震度6弱の地震で被害のあった宇和島市の住宅は、未だ屋根がブルーシートに覆われたままでした。 宇都宮さん: 「(ブルーシートを)ホームセンターで買ってきて、僕がこれ全部張りました」 壊れた住宅の持ち主に代わって屋根瓦を修理しているのは、地元の自治会長を務める宇都宮さんです。 さらに…周辺の別の住宅にもブルーシートが。 宇都宮さん: 「全部向こうまで赤土けっこう見えるでしょう。あれ全部棟の一番上が全部崩壊しているんです。これが今回の地震の特徴です」 こちらの住宅は持ち主が自ら修理を行っていますが、作業は完了していません。 地震に続き懸念される台風の被害に不安の思いを口にします。 宇都宮さん: 「風が大変ですよ。ブルーシートで押さえているけど飛びますからね。前の方の棟は瓦がほとんどズレているから、下は水浸しになりますね、中が」
変わってこちらは西条市にあるJAの直売所「ときめき水都市」です。 店内には地元産の夏野菜や果物がズラリ。普段に比べて3割多い入荷量だと言います。 JAえひめ未来 直販店舗 近藤隆史さん: 「特に多いのがナスとかトマトが出てます。ナスについては1.5倍トマトについては2倍ぐらい出てます」 担当者によると、おととい月曜日から商品の入荷が増えたという事で、台風の雨や風による傷や落下などの被害をできるだけ抑えようと、収穫を早めたことが背景にあるということです。 農家: 「(台風の影響ですか)はい、早めに4時過ぎに(収穫に)行きました。ナスとオクラとエンサイと キュウリです(これらは通常より早く)はい、早く持ってきました」 女性: 「やはり台風がくるから食料はちゃんとしておかないといけないと思って」 女性: 「台風に備えて買っておこうかなと思いました。お野菜ですから今日のうちに買っておこうかなと思いました」 直売所の担当者が気を揉むのは、台風通過後の野菜や果物の入荷量です。 近藤さん: 「やはり台風明けですねものが少なくなると思うので、そこを心配しております。やはり対策をして被害を最小限に食い止めるように努力したいと思っています」