一宮会議所 高校生のビジコン開催 一宮商高がグランプリ
【尾張】一宮商工会議所は26日、一宮市の同会議所で、高校生によるビジネスプランコンテスト「ジュニアスタートアッププログラム2024」の最終プラン発表会を開いた。グランプリに一宮商業高校のチーム「Power(パワー)」による「Ideliver(発想×届ける) 企業と高校生をつなぐマッチングプラットフォーム」を選んだ。 同プログラムには、11チーム、計34人が参加。7月から5回のワークショップを実施し、ビジネスプラン作りに取り組んだ。 グランプリのプランは、マッチングアプリを通じて、中小企業が高校生に新事業のアイデアを求め、高校生が応募したアイデアから、企業側が選択できる仕組みを提案した。企業は月額千円で登録し、マッチング成功ごとに1回5万円の報酬を支払うビジネスプランで、5年後に約4千万円の収益を上げる収支計画も示した。 講評で同会議所の森正志副会頭は「各チームとも接戦だった」と話し、「(会員企業にとっても)自分の会社で新しいことをやろうというきっかけになれば」と期待した。
また、同会議所次世代産業振興委員会の青木俊憲委員長は「できれば今日発表されたすべてのアイデアを、日本政策金融公庫の高校生ビジネスプラン・グランプリにエントリーしてほしい」と話した。