センバツ高校野球 作新学院/石橋 選手紹介/5 /栃木
◇勝負どころで結果を 作新学院 武藤匠海三塁手(2年) 昨秋の県大会、関東大会では主に4番、サードで出場。「自分には、チャンスできっちりヒットを放つ勝負強さが求められている」と中心選手としての自覚を口にする。 右投手が投げるスライダーなど変化球への対応力を課題に挙げる。この冬は、1日500球のティーバッティングをこなして重心が前に突っ込まないスイングをたたき込んだ。 好きな芸能人は女優の永野芽郁さん。連続テレビ小説「半分、青い。」で見せた、天真らんまんなキャラクターに元気をもらう。小針崇宏監督から「サードは常に投手に声をかけろ」と指導されているといい、彼女のような明るくはつらつとしたプレーを目指す。上三川町立上三川中出身。179センチ、79キロ。【井上知大】 ◇動画で学び打球に力 石橋 山口響三塁手(2年) 昨秋の県大会は4試合に出場し、2安打。「全く結果が出なかった。後悔が残る大会だった」と振り返り、甲子園での巻き返しを誓う。 約1年前に自宅の和室をあけてもらい、毎日、窓に自分の姿を写してスイングを確認している。大阪桐蔭高野球部出身の広畑実さんが運営するユーチューブチャンネル「ミノルマン チャンネル」を参考にする。特に、下半身の動きを上半身に連動させてバットを振る「でんでん太鼓スイング」を実践し、打球に力を伝えられるようになった。 今は野球のことで頭がいっぱいだと言う。「家族も喜んでくれている。甲子園では絶対に打つ」と誓う。小山市立小山城南中出身。170センチ、68キロ。【鴨田玲奈】=つづく