【ボート】まるがめG1 田村隆信が3回目の四国地区選手権制覇
「四国地区選手権・G1」(16日、まるがめ) 4号艇・田村隆信(45)=徳島・85期・A1=がスローの3コースからまくり差し、1周2Mを冷静に差して優勝。3回目の四国チャンプに輝いた。2着には近江翔吾、3着に松尾夏海が入り、3連単は2万5200円の波乱。なお、売り上げ84億4222万3000円は目標の80億円を大きく超える四国地区選のレコードとなった。 田村が熟練のハンドルさばきを見せつけた。S展示の進入は1625・34だったが、本番は12465・3へ。スローの3コースからまくり差してバック鋭伸。1周2Mでは冷静に差して優勝をたぐり寄せた。「自分の行きたいコースから行けたし、駆け引きに成功した。足は劣勢だったけど、足だけではないところを見せられた。乗りやすかったし冷静に行けたのが良かった」と余裕の表情で振り返った。 G1は21年3月の三国周年記念以来で16回目。四国地区選手権は09、17年に次いで3回目、まるがめは9回目、そして通算65回目の優勝となった。昨年1月の徳山G2を勝っており、SG・クラシック(3月15~20日・戸田)の出場権は持っていたが、弾みの付く優勝になったのは間違いない。「昨年は最近の中では一番悪かったので、今年は結果を出して強い選手になりたい」と意欲満々。今年はSGの舞台でも大暴れしそうだ。