南海トラフ地震 初の臨時情報 道路・トンネル・公共施設の点検など防災対策を確認【長野】
気象庁は8日、南海トラフ地震に関する初の臨時情報を発表しました。 県内では南部を中心に1週間程度は強い揺れに注意が必要です。 8日夕方、宮崎県沖・日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生。気象庁は関東から九州の広い範囲で大きな被害が想定されている南海トラフ地震について、「巨大地震注意」の臨時情報を発表しました。 陸側で大きな揺れが起きた場合飯田市、伊那市、阿南町、大鹿村で震度6強が予想されるなど、県内でも甚大な被害が発生する恐れがあります。 県は、震度6弱以上が想定される34市町村を防災対策推進地域に指定していて、1週間程度は大きな揺れに注意するよう呼び掛けています。 県の危機管理部などは8日対策本部会議を開き、県内の道路やトンネル、多くの人が利用する公共施設の点検など、防災対策を確認しました。 JR中央線は当面の間茅野駅から山梨県の大月駅の上下線で速度を落として運転。 またJR飯田線は飯田駅から愛知県の豊橋駅を結ぶ特急「伊那路」について9日から1週間程度運休するということです。