“乃木坂46らしさ”を具現化する奥田いろは 純真さ、歌唱力、ミュージカル……グループ内外から集める注目
生田絵梨花がかつて演じたミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ジュリエット役を継承
そして、奥田は今グループ外からも注目され始めている。それが、今年5月より新国立劇場中劇場で上演されるミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で、ジュリエット役を務めるということだ。彼女は本作で初の舞台出演を果たす。5期生写真集『あの頃、乃木坂にいた』(マガジンハウス)の巻末インタビューで、「ジュリエット役は実はオーディションで掴んだ役なんですが、決まった瞬間にミュージカルの世界が一気に拓けた気がしたんです。明るくて純粋で儚いジュリエットのようなお姫様役に、これからどんどん挑戦していきたいという夢ができました。いつか大好きなミュージカル『アナスタシア』で、主人公のアーニャ役を演じてみたい」と奥田は俳優としての展望を語っている。 今回のジュリエット役は、かつて生田絵梨花が乃木坂46在籍時に演じていた役でもあり、奥田がそのバトンを継承するメンバーとなった。『乃木坂46"5期生"版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2024』にはスケジュールの都合でVTR出演となってしまうが、かつて白石麻衣が演じたクイーン・セレニティ役ということも、今後振り返った時に相応しいと思える未来がやってくるのかもしれない。 菅原咲月、五百城との仲良し同級生トリオ「さつまいろ」とともに、この春に高校を卒業する奥田。新緑の季節、彼女はまだ見ぬ自分に出会うため、新たな一歩を踏み出す。
渡辺彰浩