嫌な汚れと臭いを撃退! 春キャンプに向けたクーラーボックスのメンテナンス術
2023年の夏は異常過ぎる暑さでキャンプを断念した人もいたのではないでしょうか? 日陰にいても大量の汗が流れ落ち、少しでも水分補給を怠れば脱水状態になってしまうほどの酷暑は過去に経験がないものでした。それだけに、キャンプでの飲み物や食材を冷たい状態で保管しておける「クーラーボックス」の存在は大きく、その需要は今後も高まって行くことが予想されます。 【写真】クーラーボックスのメンテナンス方法を見る(全16枚) 最近はポータブル電源の普及や自動車のEV化にともない、電気冷蔵庫的な要素を持つクーラーボックスも使う人も増えてきました。ここでは一般的なクーラーボックスとともにポータブル冷蔵庫のメンテナンスについても考えてみたいと思います。
タイプ違いで異なるのクーラーボックスのメンテ
携帯性に優れたソフトクーラーボックスはシーズン終了後にしっかりとクリーニングしておくことが重要です。ビニール製のものは内側だけでなく外側も中性洗剤でキャンプの汚れを落としましょう。焼き肉のタレや焚き火の臭いを洗い流して清潔に保つことが重要です。布製のクーラーボックスも同様、ぬるま湯と中性洗剤で洗い、しっかりと乾燥させてから収納して下さい。生乾きのままで収納してしまうとカビの原因になるので注意しましょう。乾燥後には防水スプレーを塗布しておくことで汚れ防止にもなります。 一般的なハードクーラーボックスの場合、全体を中性洗剤で洗って汚れを落とします。内部はアルコールや除菌シートなどで拭いておくと良いでしょう。汚れがひどい場合、金属製や硬いナイロンタワシを使うのはご法度です。表面に傷が付いてしまうと雑菌が繁殖しやすくなり、汚れも付きやすくなります。ロック部分やフタのヒンジ金具には防錆スプレーなどを塗布することもお忘れなく。 重たいモノを載せ、荷重を掛けたまま保管するとボディの変形や歪みにも繋がり、その歪みによって密閉性が落ちてしまい保冷力が低下する可能性があるので注意が必要です。また、ドレイン部分には汚れが溜まりがちなので、排水部分も掃除しておきましょう。