お金持ちと一般人は、異星人ほどに「考え方」が違う……裕福になるための5つのマインド(海外)
3. お金持ちは金銭を「直線的なもの」とは考えない
大衆は時間をお金と交換する。そのため、金儲けは時間と直結した直線的なプロセスだと思い込んでしまう。平均的な人は、昇給やボーナス以外の形で収入を増やすには、働く時間を増やすしかないと考える。 一方の億万長者は、大金を稼ぐにはそのような直線的な考え方が邪魔になることを知っている。そして、問題を解決するアイデアを通じてお金を生むことをマスターした。アイデアには制限がないことを理解しているため、彼らが稼ぐ額にも制限はない。正しいときに正しいアイデアさえ思いつけば、一夜にして富を築くことさえ可能だ。ただしそれには、この非直線的な仕組みを理解していなければならない。
4. お金持ちは「論理的」に金銭を理解する
富裕層は論理的な目を通して、お金の何たるかを理解する。不幸なことに、ほとんどの人は若いころに中産階級の信念のようなものをいくつも頭に植え込まれるので、金儲けをネガティブなことととらえてしまう。そのため、ネガティブな感情によって目を曇らされずにお金ついて考えられる人はほとんどいない。人間には感情が欠かせない。 しかし、ことお金に関しては、感情を脇に置いて、理性に従ったほうがいい。感情抜きでお金のことが考えられるようになったら、これまでの自分を縛り付けていた心理的な鎖から解き放たれ、思うままに稼げるようになるだろう。今日からは、理性を用いて経済的な戦略を立て、その戦略を維持するモチベーションを高めるために感情を利用しよう。
5. お金持ちは裕福であることを「権利」とみなす
平均的な人は、富は幸運な人だけに与えられる特権だと考える。世界クラスの思想家は、資本主義の国では、豊かさは他人のために大きな価値を生み出すことに前向きな者が得る当然の権利だとみなす。他人の生活を改善すれば、苦労をなくせば、裕福になる権利が得られると考える。彼らはつねに新しいネズミ取りをつくる方法を考えているのだが、大衆からは物質主義的で、自己中心的で、強欲だと軽蔑されるのだ。 しかし、偉大な人々は、自分が創造した価値に見合った富を得るのは当然だと考える。彼らはただラッキーだったから億万長者になれたと考えるのはもうやめよう。その代わり、自分にも今稼いでいるよりももっと多くの価値があると信じること。 大切なのは、最終学歴、知能指数、学校での成績などとは関係なく、誰もが望む額を稼いで億万長者になる素質があると知ることだ。お金のことを不安や欠乏と結びつけるのはやめて、自由、可能性、機会、豊かさの視点から、眺めるようにしよう。 すでに裕福な人は、今の考え方を維持すること。まだ豊かでない人は、今すぐお金に対する考え方を変えよう。 本記事の筆者、スティーブ・シーボルド氏は『 How Rich People Think』の著者。一代で富を築いたミリオネアで、過去30年にわたり、世界で最も豊かな人々1200人を取材してきた。
Libby Kane,Steve Siebold