太陽光施設の銅線3900m盗難、ほぼすべて切断され持ち去り…フェンスは工具で破られる
山梨県警は14日、北杜市高根町上黒沢の太陽光発電施設で銅線ケーブル計約3900メートルが盗まれたと発表した。被害額は計約3900万円に上る。窃盗事件として捜査するとともに、発電施設周辺での警戒を呼びかけている。 【写真】盗難相次ぐ銅ケーブルの代わりに、安価なアルミを使う太陽光施設も
発表によると、10月30~31日に約2100メートル、11月1~2日に約1800メートルが盗まれた。施設のほぼすべての銅線ケーブルが切断され持ち去られたといい、発電量が減っていたことなどから管理会社が被害に気づいたという。
ケーブルが盗まれたのはいずれも夜間で、施設に設置されていたフェンスは工具を使って破られていた。
県警は複数人が関与しているとみており、「夜間に太陽光発電施設の周辺で長時間駐車する車両や、施設へ出入りする人物を発見した場合は110番してほしい」と呼びかけている。