「一体、何様のつもりだ!」全米OPテニス ボールガールの返球を"ガン無視"した女子選手に非難殺到!レジェンドOBからも怒りの声
現在開催中のテニス四大大会「全米オープン」でハプニングが起きていた。 現地8月31日に行なわれた女子シングルス3回戦に出場したカザフスタン出身、世界ランク32位のユリア・プチンツェワ(カザフスタン)はイタリア出身、同5位のジャスミン・パオリーニと対戦。3-6、4-6と敗れた試合となったが、同試合の中のプチンツェワのある行為が物議を呼んでいる。 【動画】ボールガールの返球を無視した問題のシーン 第1セットを落としたプチンツェワは、第2セットもゲームカウント2-4とリードを許し、刻一刻と厳しい状況に追い込まていく。 そして自身のサービスで迎えた第2セットの第7ゲームで、ボールガールにボールを渡すよう促したが、なぜか、ひとつ目のボールを無視する。戸惑うボールガールは必死に2球目を投じるもふたたび受け取るそぶりを見せず、ようやく不機嫌そうに3つ目でキャッチしたものの、会場からは大ブーイングが巻き起こった。 とまどうそぶりを見せるボールガールと"ガン無視"するプチンツェワの様子が分かる動画が拡散されると、世界中のテニスファンからSNS上に怒りの声が殺到した。 テニスファンと同じく激怒したのが、テニス界のレジェンドOBであるボリス・ベッカー氏だ。グランドスラムで6度の優勝を誇る同氏は自身のXで問題の動画を引用し「プチンツェワはいったい何様のつもりだ!ボールガールに対してまったく酷い態度だよ」と厳しく非難したのだ。 結局、プチンツェワは自身のインスタグラムのストーリーに謝罪文を掲載することに。「彼女に謝りたい」としながら、無視した理由については「ブレークポイントからゲームに勝てなかったことに本当に腹を立て、感情が空っぽになり、何が起こっているのか、誰が私にボールを渡してくれるのかにさえ集中できないでいた」と劣勢のゲーム事情がそうさせたと釈明。その上で「オープンではボールガール全員がいつものように素晴らしいプレーをしていた」とたたえた。 どのような理由はあれ、誠実に行動しているボールガールを傷つける行動は許されるものではなく、スポーツマンシップに反するといえそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]