【MotoGP】ロレンソ「マルケスはドゥカティ昇格で言い訳の余地が消える」
マルク・マルケスは2025年シーズンにドゥカティファクトリーチームへの昇格が決まった。これを受けて、ホルヘ・ロレンソは彼に言い訳の余地がなくなったと語っている。 【動画】MotoGP2024 第7戦イタリアGPハイライト マルケスは今シーズン、グレシーニでドゥカティのマシンを走らせており、すでに上位争いの常連に。そして今のマルケスが走らせているマシンは、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)やホルヘ・マルティン(プラマック)とは違い、2023年型の型落ちマシンになっている。 しかし来シーズンはファクトリーチームへ昇格し、バニャイヤと同一の最新型を手に入れる。そのため、ファンからは来シーズンのタイトル争いに向けての期待も高まっている。 そしてファクトリー昇格により、マルケスには言い訳の余地がなくなったのも確かだ。3度のMotoGP王者であり、レプソル・ホンダでマルケスとチームメイトでもあったホルヘ・ロレンソも同様の見解で、DAZNの番組で「マルケスに言い訳は、もう存在しないことになる」語った。 「彼もそれ(言い訳できないこと)は公言している。ただ僕が指摘していた点も、彼はこれまで認めたがっていなかったんだけどね」 ロレンソが指摘しているのは、2023年型と2024年型の差だ。彼はこれまでも、ある状況では2024年型が明らかに優れていると言及してきた。 「例えば、(開幕戦の)カタールでは最終コーナーの立ち上がりで2024年型のほうが速いと僕はすでに指摘していた。ムジェロではそれが明らかになっていた。マルクがエネア・バスティアニーニを追いかけていたとき、彼はストレートでスリップストリームに入って追い抜くことができていなかった」 「そういった加速やトップスピードでは、最新型のほうが優れていることは明らかなんだ」 なお2024年の第7戦イタリアGP終了時点では、最新型を使うマルティンが171ポイントでランキング首位。2番手に18ポイント差のバニャイヤ、3番手に35ポイント差のマルケスという並びとなっている。
Rubén Carballo Rosa