通勤の際、「1駅手前」で降りるとどれくらい節約できて、カロリー消費も期待できますか?
仕事帰りに一駅手前で降りて健康のために歩いて帰宅する、という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。運動不足解消で行う場合が多い傾向ですが、一駅前で降りることで節約にもつながります。本記事では、最寄り駅の一駅手前で降りた際に節約できる費用や徒歩で帰宅する際の消費エネルギー、それ以外の交通費節約ポイントなどを紹介します。
最寄り駅が大森町駅の人が平和島駅で降りる場合
今回、勤務先が品川駅で最寄り駅が大森町駅と想定します。品川駅から大森町駅までの交通費はIC利用の場合で片道228円です。品川駅から最寄り駅の一駅前である平和島駅で降りると交通費は片道180円です。 228円-180円=48円 一駅手前で降りるごとに48円の節約ができます(片道のみの場合)。また、1ヶ月続けると1440円、半年続けると8640円、1年続けると1万7280円の節約が可能です。ただし、1年間毎日電車に乗るわけではないため、実際に節約できる費用はもう少し低くなります。 ■エネルギー消費量はどれくらい変わる? 平和島駅と大森町駅の距離は約1kmです。この距離をいつもの帰り道に加えて歩くとするとエネルギー消費量がどのくらいプラスになるかを計算します。 運動強度の評価としてメッツという単位が使われます。メッツは安静時の酸素摂取量3.5ml/kg/分を1としたときに、行った運動が何倍のエネルギーを消費したかを運動強度で示した単位です。例えば、ほどほどの速さで歩いたときのメッツは3.5です。3.5メッツの歩行速度では、1kmを歩くのに約13分かかります。また、体重は約50kgの方と仮定します。 エネルギー消費量を求める計算式は 1.05×エクササイズ(メッツ・時)×体重(kg) となるため当てはめると、 1.05×3.5メッツ×(13分÷60分)×50kg=約40kcal 上記が算出されます。 一駅手前で降りるのを1ヶ月毎日続けると1200kcal、半年続けると7200kcal、1年間続けると1万4400kcalのエネルギー消費が可能のようです。