【プレビュー】バルセロナは守備の改善求められる…レアル・ソシエダはマジョルカと再戦| ラ・リーガ
2023-24シーズンのラ・リーガ第25節が日本時間2月17日から2月20日にかけて開催。今週末に行われる今節の注目試合を紹介する。 ■セルタvsバルセロナ 降格圏が迫るセルタは3位バルセロナと対戦。いまだイアゴ・アスパスの不調が続く中、ここ2試合はヨルダン・ストランド・ラーセンが連続でゴールを挙げるなど奮闘中。また、元バルセロナDFオスカル・ミンゲサが右ウイングで起用されるなど現在まで最適解を模索中だ。 一方のバルセロナも暗中摸索のときは続く。前節はグラナダと打ち合いの末に3-3のドローに終わり、3連勝を逃す形に。今季のラ・リーガでの「33」となっており、トップ10ではワーストの数字。昨季とは打って変わって守備の脆さが浮き彫りとなっている。来週にはチャンピオンズリーグでのナポリ戦を控えるだけに、セルタ戦を制してはずみをつけたいところだ。 ■ラージョ・バジェカーノvsレアル・マドリード ラージョ・バジェカーノは直近14日にフランシスコ・ロドリゲス監督の解任を発表。後任として昨季までアシスタントコーチだった36歳の青年指揮官イニゴ・ペレス氏を招へいした。引退後にラージョでアンドニ・イラオラ前監督の下でアシスタントコーチに就任した手腕は未知数だが、どのようなものとなるだろうか。 一方のレアル・マドリードは依然として好調を維持。前節はジローナとの首位決戦を制し、ミッドウィークにはRBライプツィヒを1-0と下した。ジュード・ベリンガムが不在でもブラヒム・ディアスのゴラッソで勝利をつかんでおり、カルロ・アンチェロッティ監督のチームマネジメントは見事なものだ。センターバックは次々と離脱した結果、ナチョのみだが、チュアメニがそのポジションに入る形で対応。ラ・リーガのタイトル奪還は近いと言えるだろう。 ■マジョルカvsレアル・ソシエダ コパ・デル・レイ準決勝ファーストレグで激突したばかりの両チームがラ・リーガでも再戦。この一戦から10日後にもセカンドレグで対戦することとなる。 直近の一戦ではスコアレスドローに終わったが、レアル・ソシエダはミッドウィークにチャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマンと対戦しており、疲労の懸念は免れない。前回対戦、そして直近のPSG戦でも最大の脅威となったのはやはり久保建英。久保が右サイドからどれほど多くの決定機を作れるか、そして味方が活かせるかが文字通りラ・レアルの生命線となる。 一方のマジョルカはエースのムリキが再び調子を取り戻しており、ワンチャンスを活かすセンターフォワードの存在は頼もしいものとなりそうだ。