児童ら「奇跡の復興米」で田植え 被災地との絆、大阪・富田林
東日本大震災を忘れず被災地と絆を強めようと、大阪府富田林市の子どもたちが3日、「奇跡の復興米」といわれる岩手県大槌町の「大槌安渡ひとめぼれ」の苗を市内の水田に植えた。収穫の一部は大槌町に贈る。 田植えは今年で11回目。子ども約90人を含む関係者約150人が参加した。苗は2014年に復興支援のお礼に贈られた種もみから育てたという。 この日、子どもたちは靴を脱ぎ、水田へ。10センチほどの苗数本を束にして植えると苗が浮いてこないよう人さし指と中指で苗の根を優しく押さえた。市立喜志小5年の豆田百日花さん(10)は「大槌町のみんなにおいしく食べてもらいたいです」と笑顔だった。