FA成瀬を阪神、ヤクルト、オリックスの3球団が争奪戦!
その神宮での成瀬の印象が残っているからだろうか。今季のチーム防御率が4.62で投壊現象を止めることができず最下位に沈んだヤクルトも、投手陣強化の目玉として成瀬獲得に名乗りを上げている。 またエースの金子千尋投手のポスティングによるメジャー移籍が濃厚で“ポスト金子”の先発投手の穴埋めがオフの戦力補強の最重要事項となってしまったオリックスも、早くも同一リーグで計算の立つ成瀬に白羽の矢を立てた。特に成瀬には今季、0勝2敗とカモにされた。苦手なエースをかっぱらだけでも戦力的にプラスだ。 家族のある成瀬が関東での生活圏にこだわるならヤクルトが有力だが、家族の全面協力を得ているようで住居に関しての東、西の縛りもない。金銭面で、どれだけ出せるか、どれくらいの年数の複数年契約を結べるかという、資金面と条件面で言えば、阪神、オリックス、ヤクルトの順。阪神には、千葉ロッテ時代とは比べ物にならないくらいのメディアが押し寄せて注目度が高くなるが、それをプレッシャーではなく、やりがいと感じるならば阪神が有利。 果たして、90勝左腕は、どこへ行くのか?